よそ様の芝生は・・・

 自分がおかれている環境よりも友達の方が良く見えることってありますよね?特に中・高・大と自分自身もそれを強く感じてきたし、妹と比べても「なんで私だけこんなに厳しいんだろう?」と思うことがあったので、まっただ中にいる中・高(大)生の気持ちはとってもよく分かるつもりです(笑)。門限20:00、高校時代通学に2時間かかっていた私は部活の途中で抜けて電車に飛び乗っていました。みんなは19:00過ぎまで部活をしていたのでなんか片足だけ突っ込んでいる気分でした。達成感も今ひとつ(涙)。大学の卒業式はみんなで最後に楽しく夜通しお喋りするはずが「『泊まっていい』なんて言ってない」と言う電話がかかってきてなくなく家に帰りました。もちろん、私の親だからさせてくれた経験もたくさんあるのだけど、こういうのはとっても納得できなかった(破る勇気がなかったのも事実だけど・・・)!我が子には絶対こういう思いはさせないでおきたいと思っています。ということで、結婚してからは自由でした(笑)。結婚してから青春をやり直しました!と言っても過言ではないかもしれません。
 でも、そういわれた理由も今になれば分かるような気がします。保育園で仕事をしていたので、疲れを残して仕事に行くとどこかふっと気が抜けた時に子ども達が大けがすることにもなりかねない!万全の体調で仕事に臨まなければならないということだったのだと思います。看護師をしていた母の言葉だから嫌々だったけど、とても重たいものを感じていました。高校生。半分大人になったような気分だけど、まだまだ子ども。学生の本分は勉強、まず勉強もちゃんとできての部活。これも納得(笑)
 「あなたはこういう性格だから〜しなさい」「よそはよそ、うちはうち!」こんなこと言われると本当にむかむかしてしかたがなかったけど、「お父さんが〜って言ったから・・・したのに」「お母さんが・・・しなさいっていったやろ!?」って人のせいにしてられるうちは楽なんですよね。「何してもいい、そのかわり責任も自分で取りなさい」と言われるようになったとき、どれくらい羽目を外すことができて、やったことに対してどれだけ自分でリカバーすることができるのか?なかなか難しい。
 人が敷いたレールの上をなんとなく走るのも大きな間違いはないからいいかもしれないけど、面白みには欠けるような気がします。たまには思いっきり羽目を外して自分がやりたい道を進んでみるのも良いと思いますよ!あと、人生の大きな決断をすべき時が何度かあると思うけど、そこも人が決めたから何となくではなく、是非自分の意志で決めて欲しいと思います。ほら、そこのあなたです(笑)
 私は、将来子どもに大きな失敗(勿論取り返しがつく範囲での)をさせてあげられる度量とすぐに出来なくても待ってあげられる気持ちの余裕を持ってあげたいなと思います。今のままなら絶対できない自信があるから(笑)