行ってきました、ナイトハイク!

この週末、ナイトハイクをしてきました。
 14:00今宿集合、まずはグループ分けから。20kmチーム・33kmチーム・46kmチームの3つ。原則低・中・高学年のチームで行くけど、体力的に難しそうと思えば一つ下げてもいいし、頑張れるとおもえばあげてもいいという話をしました。補足で「明らかに甘えが見られる場合は、スタッフからチームを替えられる場合があるかもしれません」というと、全く動かず、旗作りが始まりました。

 トイレやいろんな準備をすませて、予定より30分早い15:30のスタート。各学年とも会長に歩き始めました。高学年はアップダウンが激しいコースで、峠を3つほど越える感じ。体の疲れはなかなか激しいはず。中学年は平坦な道を33km。眠ささえ何とかなれば絶対歩ける距離。低学年も楽しく電車でワープ、ここも問題は眠さだけ。
 私は低学年についたので、低学年を中心に報告したいと思います。歩き出して10分で「疲れた!」「眠い」と全くテンションがあがりませんでした。初参加の校長先生が思いっきり盛り上げようと[鼻水ビーム」とかいろいろ言ってくれているにも関わらず、無反応。ところが最初のコンビニでふくおかNPOセンターから頂いていた不二家のペコちゃんチョコレートを出すなりテンションがぐっとあがりました。一人でぺろりと食べてしまうと、今度は自分のリュックの中にストックしていました。
 その後も全くペースがあがらず、お姫様だっこしてもらったり、とにかく盛り上げてもらいながら歩き続けました。都市高速の下を歩き続けて小田部に入ったのが18:00。このペースだと終電に間に合わない可能性も出てくるという事で、ペースアップすることになりました。さっと校長先生が子ども達の前に立ち「いいですか皆さん!このままでは電車に乗れずにゴールまで歩かないと行けない可能性があります。そうなると困るのでちょっとペースをあげて歩きましょう!」という言葉掛けに対して「だいたい一番ふざけとうのは校長先生やろ?」「先生のせいでおそいとよ!」と、あり得ない反論。校長先生もたじたじでした。その後、子ども達のペースもあがり快調に進み始めました。
 ところがハプニング発生!あるはずの場所にコンビニがないのです。1週間前の下見の時にはあった場所にセブンがない(涙)。今回のコースが校長先生の通勤に使う道なので「いやあるはず。先週通ったときにはあった!」と、落胆気味?休憩させるはずで声をかけていた子ども達をなんとか納得させて、次のコンビニに・・・。そこにもセブンがない!そんなはずがないのに、そんなことが起こってしまいました。子ども達も限界で文句たらたら、ペースもあがらずその隣のスーパーでアイスを買って食べました。アイスの効果は恐るべし!休憩後また一気にペースがあがりました。


そろそろ晩ご飯、中村大学の近所の公園で蚊に刺されながらお弁当を食べました。ちゃんと休息しているスタッフの横で、休憩になるとパワー全開の子ども達、疲れも忘れて思い切りアスレチックで遊んでいました。いつの間にか同じルートで歩いていた中学年を追い越してしまい、それが自信につながりまたペースがあがりました。15分刻みに目標を設定して、そのペース通りに歩き、大きな休憩ポイントの堀川公園に着きました。近所の真珠が差し入れに来てくれました。理由は「夏バテ」と聞いていましたが、至って元気!きっと2年前のナイトハイクのきつさがトラウマになってずる休みをしたのでは?とスタッフの間で噂になっていました。

中学年と合流し、見送った後電車に乗り都府楼前までワープ。スタッフのお友達[白髪おやじ」が遊びに来てくれたにもかかわらず一切無視しており、申し訳ない感じ。今まで会長に歩いて北だけに電車に乗って一気に疲れが表面化してしまったようで、目が充血したり二重になったり・・・。後残りの1時間ちょっとの距離が歩けるのか急に不安になりました。

 駅から一番近いコンビニでまたアイスを食べながら30分以上休憩。その後は気合いを入れて、ペースは遅くても休憩なしでゴールを目指すことにしました。元々眠たいのにしばらく街灯がない場所を歩いたので、眠さに拍車がかかり、しばらくしゃべらないで手をつないで歩いていると、眠ったまま歩いている子が2名ほどいました(笑)。「起きとる?」というと、びくりしたように目を開け「うん、大丈夫!」・・・大丈夫じゃないやろ!伴走してくれた保護者の方も適当に手を振りながら、子ども達にエールを送ってくれたりしたので、随分励みになった様子でした。0:30、なんとか天拝記念公園に到着しました。さっとテントをたてて就寝。子ども達も校風した状態だったようで寝付いたのは1:00を回っていました。

 さて、中学年。様子を聞くと、宝町交差点通過中との事。「限界が近づいている子がいるので、そろそろ車に回収します。」と連絡を受けました。低学年も寝静まっていたので、回収された子の到着を待っていたのですが、ニコニコ笑いながら元気におりてきました。テントに入れるとやっぱり疲れていたようで2人ともあっという間に眠ってしまいました。

 その他のメンバーもちょっと休憩するたびに仮眠をとりながら頑張って歩いて来たようです。4:00にゴールしましたが、ゴールして座った途端その場で眠ってしまいました。あわてて起こしてテントに入れると既に夢の中の低学年を見て「ありえん!だいたいせこい。電車でワープするとか!zzz・・・」文句を言いながら眠てしました。そういう彼も2年前のナイトハイクに低学年で参加したときは船でワープ「ナイトハイク楽勝」とニコニコしていたのですが・・・。それは遠い昔の記憶になっているのでしょう。

 さてさて、高学年ですが・・・。電話をして見るとまだ白水大池のところでした。時速3km計算の最悪朝8時到着に間に合うかちょっと心配になりましたが、きっと大丈夫だと信じ再び私も夢の中。元気に7:20目的地に到着しました。到着した子ども達は疲れ着ていると思いきや意外と元気でした。夜が明けてくるに連れてだんだん朝焼けがきれいになっていくのがとても感動的だったと話をしてくれました。「ありえん、誰こんなコースにしたの!」と文句は言っていましたが、最後まで頑張って歩いた子ども達の顔はとても誇らしげでした。



 朝ご飯は、保護者の方の手作りおにぎりの差し入れ!炊き込みご飯やのり巻きとあっという間になくなってしまいました。実は寝坊したらしく、私たちが手に取ったときもまだまだ温かいおにぎりでした。お父さんも一緒におにぎりを握ってくれたそうですが、相当熱いご飯だったはず(笑)。でもとってもおいしかったです。ありがとうございました。

 高学年は仮眠もとらないまま、さらに歩いてみんなで二日市温泉を目指しました。汗を流し梅が枝餅をのんびり食べて休憩。あっという間の2日間でした。迎えに来た保護者の方たちも「どうでした?」「大丈夫でしたか?」と話をしてらっしゃいましたが、みんなよく頑張りました。きっと今頃家の布団で熟睡している事でしょう。お疲れさまでした。
 早速ですが、来年もまたナイトハイクやりますか(笑)?