山葵抜きのお寿司

 相談と報告があって電話をしました。間違えなくかけているはずなのに別人のように感じて、思わず「〜さんのお宅ですか?」と聞いてしまいました。一応こちらからのお話はさせていただいたのだけど、いつもと同じタイミングで相槌も返ってくるのだけど・・・、山葵抜きのお寿司を食べているような、なくてはならない大切なものが抜け落ちている感じでした。
 話が一通り終わってから、とってもショックなことがあったと話してらっしゃいました。「悪意なんてみじんもなく今まで全力で頑張ってきたのに・・・。貴方もこれから先長い人生の中で『頑張っている事』が認められない事があるかもしれないってことを覚えておいてね。悲しいけど・・・」と言われました。

 その方がとっても頑張ってこられた事を知っているだけに、抜け殻のようになっているのがショックだったし、その言葉もとても重たく感じました。早く元気になってくださると良いのだけど・・・。