組織運営

 最近組織運営についてまた考えていたりします。「ザ・理想の組織運営」なんてものはどこにも存在しないと思うのだけど・・・。
 私は事務局長というポジションにいます。小さい子どもがいるので現場にはなかなか出られないけど、出来るだけ現場のスタッフの声や情報収集、参加している子どもの顔と名前(+保護者)については完璧にしているつもりです。あくまで個人的にですが、この辺は事務局長として「当たり前」だと思っています。
 事務局は組織の中心部分なので、情報も集まってきます。断片的に入ってくる情報もつなぎ合わせていくと全体像が見えてきて、問題が明確になってきたりします。どの組織もそうだと思うのですが、問題のない組織なんて存在しないと思うし、出てきた問題を一つずつ、解決しなくても解決しようと努力していくことで組織の成長があると思っています。また、組織の中心にいる人物として、外に出していい問題と出すべきでない問題の線引きも必要です。また、組織内でも「この人には言うべきだけどこの人には言うべきでない」という問題も当然ある(守秘義務もありますよね)だろうし、同じ問題(言い方)についても飲みの席で言うのと、公的な場(文書やメール含む)で言うのでは訳が違います。

 うちの組織は理事(長)でなく事務局長がまわしていると思われているようです。が、事後報告でも良いところ、MLで議論が必要なところ、あって話した方が早いところ、とにかく急ぐから電話で相談・・・などは問題が出てきた時点で判断して対応しているつもりです。でも、その判断ができるようになったのは、カリスマO氏が退き、何にも訳が分からないねーちゃんにがんがん怒ってくれた叔父樣方(電話切るまで我慢できず泣いていた〜・恥)、そんな私に何も言わずに大事なところはサポートしてくれた事務局のおばちゃま2名、「理事会」が「じむ局長の愚痴聞き会」になっても万障繰り合わせて集まってくれた理事の皆様、なによりありギリスの活動に共感して参加してくれた子ども達や保護者のお陰だと思っています。成長するまでになが〜い時間がかかったし、まだ今も成長途中だと思っています。が、それをこれから成長して欲しい人にどのように伝えていったら良いのでしょうか?自分が通ってきた道だから分かるはずだろうに、まったく分かりません。でも、大きな失敗をさせて(本人にしっかりと)反省してもらう→身をもって学習することや、苦言を呈する人(←嫌われ役)は必要ですよね。