遊びについて

リベンジの日。遊びについて教えて欲しい少年と会って再び話をしました。「宿題してきた?」「いろいろ考えたんですけど、思い浮かびませんでした・・・。」チーーーン(笑)
先日のブログにも書いた通り、先日会って話をした後、私なりに考えた事、私だったらどうするかを伝えました。総合学習の一環、自分で決めたテーマに基づき調べた事を自分なりにまとめてカタチにする事が大事。人に教えてもらった事の受け売りを発表してはいけないと思うと伝えました。で、彼が求めているものと「ありギリス的遊び」は違う感じだったため、レクリエーション協会が出した本を読んでみる事を勧めました。もっと手っ取り早く簡単に調べたいのならレクリエーション協会に電話して聞いてみるのも一考だと伝え、あすみんでパソコン使って、一緒に連絡先を調べました。自分が何を調べたいのか?条件をしぼって「これが知りたい!」と、相手に話をすればそれだけ明確な答え(自分が求めているドンピシャの答え)が得られるから、漠然と電話する前に、自分が何を聞きたいのかはっきりさせてから電話をするよう伝え「私帰るけど、他に聞きたい事ある?」と聞くと・・・。「発表する時何を注意して発表すればいいか教えて欲しい」と質問。

  • 『遊び』について研究しようと思ったのか?をしっかり伝える
  • 調べて行く中で何がわかったのか?
  • 自分の予想と違ったところ
  • 得られた情報で何を考えたのか?

「これだけは欲しいよね。欲を言うと『で?』という次どうするかも欲しい!」と伝えました。今まで話をした事はほとんどメモしない彼だったけど、ここはしっかりメモってました。そしたら

  • 体を使って遊ぶ事が好き
  • 昼休み時間が10分しかないので、思いっきり外で遊べない
  • 室内で遊べる遊びを考えたかった

という彼の思いを聞き出すことができました。ここです!ここ!私が聞きたかったのは。ということで、「『遊びは大切だと思った。僕は友達と一緒に思い切り体を動かして遊ぶ時間が欲しい!昼休みは最低でも30分とるべきだ。』って提言してみるのはおもしろいね」と言ってみるとぎょっとしていました(笑)。彼が一番欲しかった教室で出来る遊びの私なりの答えは教えてあげなかったけど、きっと考えるきっかけはたくさん落としてあげられたんじゃないかなと思います。頑張って! ぜひ発表を見に行きたいと思いますが、叶わないかな。
彼と2回会って話をしましたが、なんだか昔の自分と重なる部分がたくさんありました。

  • 自分でテーマを決めたものの調べて行く過程が分からない。
  • ちゃんとしなきゃ!失礼があってはいけない。と思って話をしているそぶりが「うわべだけ」に映ってしまいがち・・・
  • 質問されている内容は理解できるけど、適当な言葉(回答)が見つけられず、焦ってしまい、答えられない
  • とりあえず「頑張ります」「やります」「できます」とか言ってしまう

こういう時、同じ目線で楽しんで調べものをしてくれたり、もやもやっと頭の中に浮かんでいる思いを「こういう事?」って代弁してくれる人の存在って大切だなと改めて思いました。そのためには、まず、自分がしっかり相手が話をしていることを聞く事。しっかり相手の話を聞く事で相手が何を伝えようと思っているのか?相手が何を知りたいと思っているのか等もっともっと汲み取れるようになると思います。私はまだまだです。次回またこんなチャンスが与えられたら、もっとスムーズに短時間でアドバイスしてあげられるようになっていたいなと思います。まだよう喋れん我が子2人。「〜でしょ!」「〜はだめ!」と彼女達なりの意見を聞く前から却下する事なく、出来るだけ時間をかけて話を聞いてやる事をやらねばですね。