また逢いましょう♪

「チャレンジ精神を忘れずに」という乙武洋匡さんの講演会を聞きにいきました。乙武本を読んでみようと思たのは、東京で認証保育園をやることになった経緯を知りたくてでした。確か新聞には「自己肯定感」を持てる子どもを育てたいと書いてあったような。まちづくりとこどものこと、コミュニティのこと/まちの保育園の考え方には大きくうなずきました。日野原先生との対談本「65」の中に書いてあった「一筆目を入れられない」「焦りを感じている」は私が今悩んでいるところ。自分でも笑ってしまうくらい焦っている。続けて読んだ「だから、僕は学校へ行く!」「だいじょうぶ!3組」についても私が悩んでいるところだったり、気持ちの葛藤についても共感できる部分も多かったり。そして、実家の本棚をあさり、最後に「五体不満足」を読み返しました。完全に乙武マニアになっていました(笑) ここにも少し書いてました→@h_ototake VS @kiwanami - おかあの日記
「あそこに書いてあった」「うんうん、そこ線引いた」とか思いつつ、講演を聞いていました。本人の言葉で生で話を聞くと、乙武さん本人が大切にしていること、新しい気付きもたくさんありました。「しっかり関わってあげなければならない時期の子どもを放ったらかして、ありギリスの子ども達とキャンプするのが本当にいいことなのか」が大きな悩み。だからといって「小さい時から子どもを預けて仕事をするのはよくない」と言われると、自分がしていた保育士という仕事を認めていない気もする。交代勤務の看護師母に育てられ、甘えたくて「私だけのお母さんになって」と訴えた自分の経験もあるから我が子には同じ思いをさせたくない。でも、ありギリスもしたい!と結論のでないまま、あれやこれや本を読みあさってみたり、人と話をしてみたり。
最後の質問コーナーで手を挙げ「小学校教諭として子どもたちに教育したり、講演会で話をしつつも、父親として我が子に教育したいこともたくさんあるはず。いろいろ思うように行かないときの葛藤をどう処理していますか?」と質問してみました。「僕はテトリスのように予定を組み込む人らしく、物理的に一緒に過ごす時間は少ない。正直もっと一緒に過ごしたいと思うこともあるし、帰ったら寝ていることもあるけど、妻から自分がいないときの様子を知らせてもらいつつ、子育てのビジョンを共有している」と話してくれました。一瞬「男だったらなー。私は母親だからね」とも思いましたが、「僕は障害を言い訳にしたら何もできない。言い訳して逃げない」と今言われたばかリ。なんだか気持ちが吹っ切れて、来年の4月から保育園に預ける決心がつきました。父親や母親がずっとそばにいて十二分に関わり、愛情もってしっかり教育や子育てをする事は大事。でも、私が大切にしているありギリスを大切に思い、ありギリスの活動や出会った人と関わる自分の姿(生き様)を見せることも大事。
「自分が出来ることはなんだろう?」「自分にしかできないことは?」ずーっと考えています。おばあちゃんになって振り返った時、今は無謀と思われるかもしれない「やりたいこと」が「できた(る)こと」になっているよう、チャレンジ精神を忘れずに日々過ごしたいと思います。もしかしたら、乙武さんが私に伝えてくれた回答、随分意訳(いや、異訳)しているような気もしますが(汗) 背伸びをせず、できることから始めます。やってることは間違いではないと思っている。でも自信が持てないでいる自分。乙武さん、また逢いましょう。次回は実践中のお悩み質問ができますように。
追伸 この講演会を知ったのは「最近私『乙武マニア』」と言ってるのを聞いてた子がチラシをもってきてくれたから。既に講演会の時間には先約が。「(再調整して)いっといで」というその子の言葉に後押しされて「どーしても乙武さんに逢いたいから」と再調整しました。これに行くために2つの予定を組みなおさなくてはならなくなり、結局3つの予定になってしまい、途中でめげそうになりました。行くのやめようかな〜。が、行ってよかった。 控え室から出て来たときちょうど乙武さんも出て来て「こんにちは」と挨拶させていただきました。笑顔で「こんにちは」と返していただけたことにも感激。かっこいー♥とかミーハーな事を思ってしまいましたが、私の好みのタイプは「A型眼鏡」。乙武さんは「B型」のようですので問題なそう(笑)。