読書月間の意義
昨日の懇談会の続きネタ。
学級通信が配布され、読書月間の報告があった。
- 担任が紹介したい(読んでほしい)本を教室に置くと、興味を持って読み出す子が増えた。
- 子ども同士で面白い本を紹介する様子が見られた。
- 一番多い子は130冊。
なんども書いたが、私は大の本嫌いわず。そう「嫌い」だった。まず思い出すのが小学校の図書室。あの静寂が苦痛だったことを鮮明に覚えている。45分の授業時間で、図書室に移動して、先週借りた本を返して、司書の先生の説明を聞いて、本を選んで、貸出手続き。全部手で記入の時代。膨大な本の中から、自分の知っている本を見つけ出すだけでも、小学1年生の私にはとんでもない労力。字を読むのがきついだから、自分が展開を知っている本、絵からの安心感、お話のイメージを絵で助けてもらいつつ読めるのがよかった。「お」「ふ」「ろ」「だ」「い」「す」「き」を見つけてカウンターに持って行くと「絵本はダメよ〜」と言われる。「あなたはいつも選ぶのに時間がかかるね〜」と言われ更に凹む。ジカクシテイマス...。「先生、この絵本は結構長いから自分で読むのは結構大変ですよ。それに繰り返し読みたい自分の大好きな本を借りてもいいと思います」てなことを思っていた。もちろんボキャブラリーがないので、そんな説明できなくて悔しかった。各自読んだ本の札数のグラフとかを張り出していたけど、活字を追うのが苦手な私は到底1番になんてなれないしと最初から勝負する気もなかった。
上の子も同じく小学校で「絵本はダメと言われた」と凹んでいたため、「家にいっぱいあるからそれ読んであげる。ないのは総合図書館に借りに行けばいいし。」というと、友達が読んで「面白かったよ」と勧められる本を借りて来るようになった。専門書的に一番ダメな分類に属される本を(笑)
産後、本をプレゼントしていただいなのがきっかけで割と読むようになった。本の楽しさが少しはわかったので、子ども達には「自分で好きな本を探せるようのなって欲しい」という思いは強く持って関わってきた。読み聞かせをする時、表紙、読み終わってから裏表紙、背表紙、表紙をゆっくり見せて「『バムとケロのにちようび』のお話はおしまい」というようにしている。そしたら、背表紙や本の大きさや雰囲気を覚えて、2歳前の子どもでも自分の好きな本を本棚から選んで「読んで」と持ってこられるようになっていた。忙しい時、背表紙の確認を怠っていると、本棚に片付ける時にしっかりと背表紙の雰囲気を目に焼き付けてから片付けていたりする(笑)。
また、絵本から児童書(読んでもらうから自分で読む)への移行がうまくいかず、そのままずっと本を読まないまま、高校生になって「キムタクが主演したドラマ♪」で川端康成の伊豆の踊子とかをなんとなく買ってみたけど、時代背景や、細々した言葉遣いが全く意味わからんから読めませーん。で、さらに読書嫌いに...。
子ども達が小さい頃から読み親しんでいる「大きなかぶ」「てぶくろ」「3匹のやぎのガラガラドン」など、既にイメージ化されているものを寝る前に素話して、少しずつ難しいものが聞けるようになればいいなと思って試行錯誤中。今の所楽しんでくれている模様。
そして、最近読んだ本に、私のような読書嫌いが製造されてしまった過程や、子ども達にどのように読み聞かせしたらいいかが書いてあった。私が今実践していることが書いてあったので、このまま続けてみようと思った。紹介するとこんな感じの本達。
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幼稚園でも月に1回読み聞かせをしているが、年長児がクリスマス発表会で手話ソングを歌う。年明けの読み聞かせでは、オペレッタの演目「3びきのこぶた」を手話でやってみよう思っている。場数踏んで、いっぱい失敗して経験値を積んでいきたい。
あと、偉大な絵本作家の方達が紹介した「この本は〜なところがいい」と書いた解説まで読んでしまってから絵本を読むことも増えている傾向なため、知らない絵本はとりあえず読んでみて、そのあと自分の感想と書評をすり合わせるようにしたいと思う。