先生

保育所の同窓会

私事ですが・・・
 昨日、保育所の同窓会に参加してきました。開催することになった経緯は、年長の時に担任してくださっていた先生が3月に定年退職されたからです。卒園以来23年ぶり?に逢う子もいてとっても懐かしかったです。私たちは、父になり母になり化粧もするようになり・・・(笑)随分雰囲気が変わった子もいましたが、親達は小さい時のまま「元気しとぉとねぇ!」「赤ちゃん産んだと!?」と、全くタイムラグを感じる事なく和やかな雰囲気になりました。
 そして主役の先生。重たい障害を抱えた子が同じクラスにいたため年長児19人に対して2人担任でした。その先生達もいろんなことが初めての経験、私たち子どもも初めての経験。でも、本来の保育所の役割「お家の代わり」というのがとってもしっくり来るクラスだった事を子どもながらに感じていたし、今はその時以上に恵まれた環境の中で保育していただいたと感謝しています。
 生後50日に満たない我が子を飲みの席に連れて行ったので、みんなの顔見て乾杯したら即退席・・・。とっても残念だったけど、昨日の事のようにいろんな話が出来てとっても充実した時間でした。
 結婚の約束をした初恋の相手にも逢ってみたかったけど、残念ながら欠席でした(笑)

小学校の先生

 低学年の時に担任していただいた先生、とっても大好きでした。お母さんみたいな先生でした。九九の7の段がなかなか覚えられず、繰り返し練習に付き合ってくれたのを覚えています。保育所時代の名残で「1年中半袖半ズボン」で通学していたけど、2年生の冬熱を出してしまいました。でかかった私を膝のうえに乗せて熱を計ってくれ、いつも先生が着ていた真っ赤なセーターを肩にかけてくれたのを覚えています。担任はずれてからも必ず出していた暑中お見舞い状と年賀状、いつも忘れた頃に必ず返事をくれていました。
 保育士めざして頑張っていた学生時代、近所の駅で10年ぶりに再会。「元気ね?」といつもの笑顔。今どこの小学校ですか?と聞く私に「もう引き出しがなくなってしまったけん辞めたとよ」という先生。とってもショックで人目も気にせず駅の改札口の前で大泣きしたなぁ。

学会誌の表紙

 保育学会誌の特集が「日本保育学会として考えるべきこと」。大会開催に関わる問題のなかに『研究結果が出ていない発表や理論化されてない発表がある』『会員一人一人が自律した社会人として責任ある行動をとってただきたい』と書いてありました。
 まだ自分で善悪の判断が出来ないまっさらな子ども達を保育・教育する人達の学会誌の表紙にこんな事かかれるなんて・・・これで良いのか?

理想の先生

    大きく明確な目標を持ち、小さな心遣いをわすれない


 この(年長クラス)1年間があったから、きっと私は保育士をめざしたのだと思うし、卒園した園で実習させていただき、保育園で仕事をして・・・今のこの立場もあるのだと思います。小学校の先生の小さな心遣い沢山覚えています。スキンシップもたくさんしてもらったなぁ。
 自分が今ありギリスの子ども達とこの3人の先生達のように関われてはいませんが、沢山影響を与えてもらった方達です。いつかはこの先生達のようになれたらいいなと思います。