本を読む

 今日から6月、といってもお休みなので明日から衣替えで涼しい姿で移動する人が増えるでしょう。学生服も半袖になって、いよいよ夏に向かって走り出す感じ?
 でも、衣替えした途端寒くなったりするんだよね〜(笑)

大好き

 小さい頃、本を読んでもらうのが大好きでした。しかも出来るだけ長い本を読んでもらうのが大好きでした。理由は、長いお話であればあるほど抱っこしてもらえる時間が長かったから(笑)

ずっと苦痛

 嫌いなものはたくさんあった(ある)けど、その中でも代表格は「読書」でした。小学校は、夏休みの宿題で読書感想文の提出があります。書かなきゃいけないから読んでたけど、読むこと自体が楽しくないので、いつも一番最後まで残しておいて・・・あらすじを感想文として出していました。
 時間割の中に「図書の時間」とかあって、クラス単位で図書室に行く日なんて最悪。読む本がなかなか決まらない、やっと決めても興味のない本を延々と静まり返った教室で読むのは耐えられませんでした・・・。真剣に読んでる隣の人には話しかけられないしなぁ。

 高校受験、大学受験と国語(現代文)の問題が必ずあります。さっさと読めばいいのにどうしても読むことができません。中学のときは顕著には現れなかったけど、問題は大学受験に向けた試験問題を解く時、予備校の問題は勿論、高校の中間・期末は最悪でした。
 私にはいちいち文章に抑揚を付けて読む癖があります。演劇部だったから?いや、そんなの関係ない。試験問題の文章が、主人公がそろそろ死ぬような病気の話だったもんなら、まず舞台設計から始まります。同時にキャスティングをしてみたり。舞台の上にベットがぽつんと並べてあり、顔色の悪い女の子が窓の外を見ながら悲しい後ろ姿だけが客席に向けられている。暗転で、女の子とベットにサスがあたる。主人公の台詞「」でもあろうものならさらに感情を込めて読んでしまいます。プライベートライアンのような緊迫した戦場の話なら、自分がジャーナリストにでもなったような気分!半分カメラ目線で戦火の中をレポートしながら進み、実況中継をしてみたり・・・。
 こんな調子なので全然読み終わらず、やっと読み終わって時計をみたら試験時間が1/3終わっていたり。しかも現代文だけで後1本2本読まないといけない文章があり、そのあとには古文と漢文の問題も解かないといけない(涙)ということで、テストは散々でした(笑)。

 ちなみに、最近この話を高校生(♀)にしたら、「職業病(元保育士)やけんしょうがないよ。」とさらりと言われました。

読まなければならない

 楽しくないのに「読まなければならない!」という思いだけが先行して、本屋さんに行き「今話題の本」とかを買ってみるのだけど何にも面白くないのです。
 よく本を読んでいた高校生に話したら「最初から読もうと思うからダメなんだよ。目次見て興味があるところだけ読めばそれでいいんだよ」と言われました。が、そうやってみても全く面白くなくて続きませんでした。

緊急事態

 「引き継ぎしなければ!」という緊急事態で、「見える化」「backlog」など、いろんなツールを使いながらばりばりと仕事をしていた時、たまたま勝間和代さんの本を紹介してもらいました。あまり考えずにさらりと読めて、しかも納得できるところがたくさんあったため、その本の中で紹介してあった本も買って読みました。
 中でも衝撃だったのが「レバレッジリーディング(本田直之著)」でした。現在の読書スタイルはこれです。身近なテーマから始めること、余白にどんどん書き込むこと、ダメな本はすぐ捨てる・・・興味を持った方がいたら、続きは本を買って読んでみてください。目から鱗がたくさんありました。

最近

 本田さんの本に書いてあった通り、今はボールペンを持って本を読んでいます。ペンが一足先を行くので読むスピードも若干速くなった気がします。感情を込めてる暇がない(笑)しかも、家で本を読むときは隣にパソコンを置いてAmazonの画面を出し、読んでる本の中で紹介されていて気になるものはどんどんクリックしてカートの中に入れています。1週間くらい経ってカートの中の整理をしつつ、その中から本当に読みたい本だけを4〜5冊ずつ購入して読んでいます。
 まず、身近なテーマということで、「効率化」「時間の使い方」というテーマから始めて20冊弱本を読んだけど、どの本にもだいたい同じことが書いてないことが分かったので、そろそろ次のテーマで本を探したいと思います。

あり得ん!損してる!

 昨日NESっ子(小6、♀)がちびの顔を見に遊びに来ていたのだけど、いろんな話をしていて読書の話になりました。その子が物語も漫画も幅広く本を読んでいることは知っていました。その子にどういう基準で本を選ぶのか聞いたら、小学校では図書の先生のおすすめの本を直接聞いて読んでいるとのこと。お小遣いで買う漫画は、まずジャンプとかで読んでみて面白かった漫画。で、その漫画の中で自分が好きなシーンや好きなキャラクターがかっこ良く描かれているところをピックアップしておき、財布の都合を見ながら好きなシーンが掲載されているものを買うとのこと。「だから1巻と30巻しか持っていない」・・・さすが小学生のエピソードって感じ(笑)。
 そんな彼女に「本が大嫌い(だった)」と言うと、「あり得ん!人生損しと〜!」と言われました。おっしゃる通り!三十路を目前に、小学生からだめ出しされました(笑)。

これから

 やっと「本の面白さ」に気付いたので、時間があるときは出来るだけ沢山の本を読むようにしたいと思います。ダメだしした小学生と既に17年分の差があるので、その子が一生かけて読む本の量にはかなわないでしょうけど、近づくことはできると思います!
 今までは確かに損な人生だったかもしれませんが、死ぬまで気付かないよりは、今気付けてよかったと思います。ということで、アップしたらパソコン閉じてしばらく本を読みたいと思います!
 効率化シリーズ最後の本、「3週間続ければ一生が変わる」