すいじんさん(水神様)のお祭り

 先日熊本県下益城郡城南町に取材兼遊びにいきました。そしたら、「水神さんのお祭りがあって、子ども達が相撲を取る」という話を聞き、ちょっくら見物に行くことにしました。


 到着したときはすでに始まっていましたが、敷地には入りきれないくらい子ども達も地域の人も沢山集まっている事に驚きました。土俵を囲むように地域の大人達が座り、子ども達は学年ごとに整列して出番をまっていました。見ている感じ参加資格は幼稚園から小学校6年生まで。男女関係なく相撲を取り、勝ったら100円、負けたら50円もらえるのです。(私もでたかった・・・笑)
 行事も地域の世話人のおじちゃん、一応審判らしき人も2人ほどいて、賞金支給係のおじちゃんもいます。はっけよ〜い、のこった!というかけ声とともに、幼稚園児はかわいく、小学校の高学年の男の子達は激しく、勢いよく相撲を取っています。でも、取り組みが終わって、賞金支給係のおじちゃんのところに走っていく時が一番真剣でした。3人抜きで300円、5人抜きで500円は見ていて意義あり!せっかくなら5人抜きは1,000円くらいにしてその時のボルテージがぐっと上がるような仕組みになれば尚よかったのだけど・・・。

 でも、よそ者の私でしたが、そのわの中に入ってとっても温かい気持ちになりました。地域全体で子育てしている感じが伝わってきました。行事のおじちゃんも「こん子は強かけんね。したからぐっといかにゃんばい!がんばれよ〜!」「ふんっ。ああた、とる前から気持ちで負けたらいくもんかい」「あん子は悪かもんね〜」と、みんながみんなはっきり言いながら、でも温かく応援しながら相撲の取り組みがつづきました。
 しばらく経って、行事のおじちゃんがいきなり「見る方が疲れたけん、10分休み」と言いました。取り組みしている子どもの台詞のような気もしますが、こういうのもありですね。

 買った負けたでお金をもらってお小遣いを稼ぐなんて!と、うちの近所でそんな事やってたらもんぺ達が襲ってきそうですが、こういう行事は大切にしたいですね。私はちびを抱っこして見物していたので、「こん子にも、お利口さんに見よったね!」と、1000円もらいました。やった(笑)!

 
 そういえば、むかし「よど」というお祭りで花火をしていましたが、なぜ夏にこのお祭りをするのか知りません。今回の水神さんのお祭りも「子ども達が相撲を取る」という認識しかしていません(汗) 毎回後で反省・・・そのうち意味も調べられたらいいなぁ。