公園

「お外でパン食べたい!」と言うリクエストにより、パンを買って公園に遊びにいきました。たくさんの親子連れが来ているのにびっくりしました。例によってさっさと子ども達の輪の中に入って遊び始めていました。お母さん達の輪はあまりなさそうではいりやすい雰囲気はあったのですが、結局のところみんな顔見知りの友達のような雰囲気でした。
時期的に母親の話題の中心は「どこの幼稚園に入園させるか?」、だいたいお昼ご飯前に子連れで遊びにきているのは未就学児ばかりです。「〜は下の子優先枠がある」「〜は未就学児優先だからはいれない」「〜はあまりいい評判を聞かない」お母さん達のアンテナはビンビン。例によって「まだどうするか決めていない」というと、「そんなんじゃだめよ!良いところには入れないわよ!」といわれてしまいました。別のお母さんからは「早生まれだから2年保育でいいと思ったけど、この1年(とっても大変で)死ぬ思いでした・・・。3年保育がいいですよ!」と言われました。このおっとりの子で大変なら、我が子はどうなるんだとぞっとしましたが、それでも決断できないでいる優柔不断な私。
幼稚園の話題が落ち着いたら、今度は月齢の話。「2月産まれ」「3月産まれ」と言うお母さんには「幼稚園大変ですね」「大きい子とは1年違いますよね」が決まり文句のようについてきます。「4月産まれ」「5月産まれ」はやっぱり言葉も体もしっかりしているので「お兄ちゃんね」「お姉ちゃんね」「すごいなぁ!」と言う言葉がくっついてくる事が多いような気がします。でも、月齢の高い子で大きなお兄ちゃんお姉ちゃんがいるお母さんは別の悩みを持っているものです。いつも大きい子達と遊んでいるので、同級しとでは物足りないし、出来る分先走ってしまうところもありブレーキかけられたり、目立つ分どうしても叱られたり・・・。公園にもそんな男の子が遊びにきました。みんなお母さんのそばでままごとを楽しんでいる女の子ばかりのところに「仮面ライダーダブル」「ゴセイジャー」「変身!」と走り回り、大きな石を投げたり、遊具で遊んでいる子にとおせんぼして「あっちから行け!クソッ」とやりたい放題。一応我が子が高いところから突き飛ばされないように近所で見ていたら、お母さんがさっとよってきて「すみません。仲良くしなさい!」と叱っていました。また別の所に行ってスコップやバケツを取り上げて「返して」「いやー」「返して」「いやっていいよろうが!」・・・当然女の子大泣き。男の子は奥でこっぴどく叱られていました。
最終居残りがその親子とうちだけになったのでお母さんと色々話をしたのですが、「4月産まれで、普段も大きいににちゃん達とばかリ遊んでいるから、公園に来ても小さい子ばかりで物足りない。10月産まれくらいだったらよかったのに・・・幼稚園に行ったらそれはそれで大変そう。」と嘆いていました。10月産まれでもあまり変わらないくらいの元気の良さでした。1対1で関わるにはとっても面白い子だけど、私も担任として集団の中の子では受け持ちたくないかな(笑) でもこの子、上手に関わればいいリーダーシップをとってくれそうな子でした。初めての子でのんびり過ごしている親子にすれば、あの言葉の乱暴さも、でっかい石を思いっきり投げるわんぱく振りも、全てノーサンキューな感じでしたけど。
行った公園は姪浜。転勤族の多いエリアのようで皆さん二言目には「転勤族で何も分からないから教えて下さい」と話していました。公園によっては「よそ者お断り」的なオーラが出ているところもありますが、とっても過ごしやすい公園でした。