まず「楽しい」を伝えよう!

福岡市の市政便りに掲載されていた「布の絵本作り講座」に申し込んでいたら、参加できますとの通知を頂き、心弾ませて行ってきました。・・・そしたら、受付で名前が確認できず、何人かのスタッフの方に確認して席を見つけていただき、着席することができました。ほっ。でも、なんだか雰囲気的に半数以上が常連さんばかりで、私のように「筋金入りの不器用で初心者」は数えるほど。でも、私のまわりには「新人さん」が固められていたようで、あちこちうろうろしながら、教えて下さっていました。顔見知りの受講生と先生が「もう新人さんばかりやけん手が回らんとよねぇ!」「わぁ、先生大変ですね」って、隣で言わないで下さい。聞こえてますから(汗)! で、「〜センチのところに印付けて」と言われたので、鉛筆で「•」を付けていたら、「あぁ、もう先生に怒られるけん、裏返して隠して。待ち針も持ってきてないと!?」と言われ、もう我慢できず「いや、チャコペンもまち針もなくてどうやって印付けるんだろうと思ったんですけど、持ってくるものに記載されていなかったので持ってきませんでした!」と、言い返す全然謙虚じゃない受講生。ダメですね・・・。とりあえず、今日の講座が修了して、スタッフの方に「完成形を見て読んでみたいのですが、ここに見本はありますか?」と尋ねたところ「ないない!私たちも先生に怒られながら作りよっちゃけん」・・・orz
上の子が産まれる前、どうしても布の絵本を作ってやりたくて、でも不器用で本を見ながらうまく作れる自信がなかったので、総合図書館や県立図書館に問い合わせをして、紹介していただいた団体の講座に参加させていただいたことがありました。その時も初回から「この布の絵本はあげません。団体の財産ですから!」に始まり、「将来的には読み聞かせボランティアにも参加していただきますが、支給された交通費は団体の活動費に充てますので、全て回収させていただきます」という挨拶の後、分担して製作を始めました。2回目以降はどうしても参加する気になれず、続きませんでした。
私が布の絵本を作りたいと思うのは、自分が母にしてもらって、嬉しかったから。↓は作ってくれた布の絵本なんだけど、刺繍されている文字は父の字。子ども達のために作ってくれた父と母の思いが伝わって、ごく一部を作ったことで「私が(も)作った」意識もあり、今も大事な宝物です。スペシャリストになるつもりはなく、下手でも我が子に作ってあげられたらそれで十分な感じ。だから、まずは受講生の中のお母さんやおばあちゃんの「この本作って持って帰ったら娘が喜んだのよ!」とか「孫のために老眼で針仕事は大変だけど、作ってあげたいの!『次はどんなお話?』って楽しみにしてくれてるの」って声を導入で伝えて欲しかったなぁと思いました。実際ニコニコしながら針仕事をしているおばあちゃん達も多かったしね♪ いろいろ思うところもあるけど、今回は最後まで通って完成させるつもりです。二人目の子が産まれる前に布の絵本で作りたいお話と構想は出来ているのだけど、一歩もすすんでいないままのオリジナルの本を完成させたいからね。

で、ありギリスのことと重ねて考えてみました。初めて参加する人達には、やっぱり「楽しい活動よ」「楽しい場所だよ」ってのを伝えたいと思います。せっかく興味を持って、参加費払って来てくれたんだからね。気をつけよう!