至福のとき

登園の道、親子3人元気に♪ツ〜バメになって と歌い出し、ふと「そういえば今年ツバメ見てなくない?」とちび達に言うと「うん!みてない、みてない!」との事。それから園につくまで、軒下など上を見上げながら歩き、巣を探してみましたが、どこにも見当たりませんでした。帰りは別の道を通って、軒下やらあちこちきょろきょろしていたら、ツバメを発見!逸る気持ちをおさえつつ、急ぎ足。マンション入り口のライトの上に巣を作っていたみたい。でも、ツバメはいるけど、雛がいない!ちょうど住人の方が出てこられ「あぁ、ツバメの巣はね・・・。お掃除の業者の方が変わって、昨日壊されてしまったのよ。」と悲しそうに教えてくれました。お母さんツバメがいなくなった雛を探して泣いていました。あっ、啼いていました?

子ども達を迎えにいって、朝の悲しい出来事を話すと、まだツバメがいるかもしれないから見に行く!という話になり、急いで目的地へ。やっぱりツバメの姿は見つからず、でも巣を作っていそうな軒先を探しながら歩いていたらツバメが4〜5羽飛んでいるのが見えました。とんで行く先を見たら、お店の軒先。「あそこにツバメさんの巣があるはず!」とドキドキしながら走っていきました。おかあの膝の上に乗っても雛がいるかどうかは確認できません。でも、お母さんツバメがミミズをくわえてくるくる回っています。きっと巣の近くにいるから怖くてよって来れないんだろうと話して、ちょっとだけ離れた場所から観察。お母さんが巣にとまるとピ〜ピ〜ピ〜と元気に雛達が顔を出しました。「わぁ!ツバメの赤ちゃんぁ!」と3人で大喜びしながら観察しました。

3人とも「5羽いた!」と思ったものの、もしかしてもっと沢山いるかもしれないということで、お店の中に入って、電気屋さんのおじちゃんに「ツバメのあかちゃん何びきいるか知ってますか?」と質問してみました。そしたら、30年以上毎年ツバメ達が巣を作っていることや、卵が5つあったから、きっと雛も5羽いることを教えてくれました。元気に啼いて大きな口を開けている姿がかわいくて、なかなか帰ろうとしない子ども達。
「お風呂!」「片付け!」「ご飯!」「もう寝る時間!」と何だか慌ただしく時間が過ぎていきますが、とってもほっこりと暖かくなれる幸せな時間でした。