音を楽しむと書いて「音楽」

 去年のクリスマスプレゼントに鉄琴をもらったチビ。理由は「鉄琴はオルゴールの音に似てる!おかあのお腹の中にいる赤ちゃんが生まれたら、鉄琴練習してキラキラ星を弾いてあげたい」でした。どこが「ド」かも知らなかったのに、サンタさんが来た日に最初のフレーズが弾けるようになりました。その頃から、ピアノにも興味を持ち始め、気が向いたら自分で弾いてみて、ハ長調ニ長調ホ長調・・・と移動しながらキラキラ星やチューリップを弾いていました。「我が子は天才!」と錯覚した母(笑)
 4月に保育園入園、鍵盤ハーモニカとハーモニカの練習が始まりました。一生懸命練習しているけど、まだ上手に演奏できないので「『ドだけ吹いて』と先生に言われた」とか「まだ合格シール一つしかもらってない」というようになりました。回りはずっと前から練習しているので、レベルが違って当然。どこが「ド」かも知らなかった子が、色んな曲を弾けるようになっただけでもすんごい成長だと話をしましたが、本人納得していない様子。運動会を前にマーチングの練習も始まり、園歌の階名を歌っているけど、歌詞を知らない。教室のあちこちに曲名もなく「どどみみれれどれみみそそらそそ」「みれどれみみみれれれみそそ」等と書かれた楽譜にも気になっていたおかあは「このままでは音楽が嫌いになってしまう。でもモンスターペアレントと思われても困る」と思い、もじもじ・・・。過去、私もピアノを習った経験があり、10人弱の先生に教えていただきましたが、本当にピアノが楽しいと思ったのは最後に習った先生だけ。その先生から「間違えずに弾くことも大事だけど、曲調をつかんで楽しく演奏することが一番!」と言われたことを思い出しました。よし、楽しもう!
今日は、チビと一緒に楽譜を書いてみることにしました。 *プロではないので、間違った標記もあると思いますm(__)m

まず、線を5本書いて

  • 線が5本あるから『五線譜』
  • 真ん中がド
  • 階段を一つずつ上がって音が高くなる
    • ト音記号は、ハニホヘトイロハ(ドレミファソラシド)の「ト」の音から始まるからト音記号
  • 階段を一つずつ下がると音が低くなる
  • 音の長さ
    • 4/4は四分音符が4つ入る
    • 四分音符(りす)
    • 二分音符(うさぎ) 
    • 全音符(ぞう)

動物はもっと他のものを選びたかったけど、チビの要望でこれに決まり!八分音符教える時どうしよう(笑) これだけ話をして、まず曲のタイトル「ちゅうりっぷ」と書きました。本当は2/4だけど、八分音符は難しいのでまずは4/4から。1時間かけてチューリップの楽譜を完成させました。

その後、「絵本もいろんな人が書いてるよね?」と言うと「ノンタンキヨノサチコ」「からすのぱんやさんはかこさとし」と嬉しそうに教えてくれたので、音楽も歌詞を書く人と曲を書く人がいて、その人達の名前は曲名の右下に書くことを知らせました。左下には速さや弾き方を書くことも話をしました。いろんな人がいろんな想いを込めて書いた楽譜だから大切に扱うことも話をしてみました。今日は頑張って楽譜を書いた本人の名前を♪
チビが引っ張り出した楽譜を片付けて早速弾いてみました。が、なぜかヘ長調(汗) 思わず突っ込むと「ここから始めた方が歌いやすい」とのこと。♪ドレミ〜と歌うけど、幼児用の歌の本にはへ長調で書いてあるもんね。それでいいと思います。まずは好きでいて欲しい。次はトンボのめがねを楽譜にするらしい。
毎日これくらいゆっくりじっくり子ども達と関わるゆとりを持ちたいものだす。楽しかった!