新一年生のお父さんお母さんへ きっと大丈夫♪

今日は、チビの授業参観。みんなの前で「できるようになったこと」を発表した。
5飛び
「5飛び(5.10.15.20....100!)ができるようになりました。今から言います!」というと、聞いている子どもたちが大きく首を縦に振りながら心の中で「5.10.15...」とカウントして、100にたどり着くと拍手がわく。
繰り上がりの足し算
「繰り上がりの足し算(引き算)ができるようになりました。やってみます!」と言い、次に発表する子が画用紙に描いた問題を出す。自信を持って答えを言う。裏に書かれた答えがスケスケですよ(笑)
漢字
「漢字が丁寧に書けるようになりました。上手に書いた字を見せます!」...汚い(笑) 「生」という字と「千」という字を書いていた。「千円の『千』です」という説明に思わず吹き出す。かんちゃんらしい!
そのほかにも、「縄跳びができるようになった」「漢字が上手に書けるようになった」など、29人の子ども達のそれぞれの出来るようになったことの発表を聞くことができた。みんなそうだったけど、前に立つと一番に親を探し、見つけて目があうとにっこりする。そして、しっかりと発表しつつも途中何度も親の方を見て笑顔になる。そして、発表を聞く親は子どもたちが語る一言一言を頷きながら最高の笑顔で見守り、安堵の拍手を送る。子ども達はこっそりガッツポーズしたり手を振ったり。本当に大きくなたなぁと思う。入学式の日、大きな空っぽのランドセルを「おもい〜」と言いながら背負い、6年生がキビキビと名簿チェック、名札をつけてくれ、保護者や1年生を誘導する。もちろん5年違うことはわかっているんだけど、これから始まる小学校生活への期待よりも、入学式の10日前に6歳になったばかりの我が子がこの集団の中でやっていけるのかな??と不安が募ったのをよく覚えている。

 続く懇談会。担任の先生より「1年間振り返ってみて、お母さんたちから一言ずつどうぞ」と言われ、他のお母さんたちの声を聴く。
女の子だな❤️
もう〜。4月は自分のランドセルの中に何を入れていくかわからず、一つ一つ「あれは?」「これは?」「〜が入ってない」「〜を持って帰ってきていないじゃない!」と、準備に時間がかかり、宿題も1時間も2時間もかかり、この生活がいつまで続くのか不安だった。今では(こっそりチェックはしているけど)言わなくても自分で明日の準備ができるようになり、宿題もそんなに時間をかけずにすることができるようになった。体育の日はスカートじゃないと、着替える時パンツが見えちゃう!ということで、着る洋服の準備も自分でするようになった。
仲間を探す
入学当初、夫が単身赴任だったこともあり、毎朝「行きたくない」と泣いたり、特定の子しか名前が出てこなかったので心配した。今ではいろんな子の名前が出てくるようになり、特定の子とやりたい遊びを合わせるのではなく、自分がやりたい遊びをやっている子たちを見つけて、その輪の中に入って遊ぶことができるようになった。
息子の役割
ニコニコ大作戦(家庭でのお手伝い)のとき、ありとあらゆるお手伝いをさせてみた。割となんでもできることに驚き。それまではタオルをたたませてもぐちゃぐちゃだったけど、今は四隅がきちんと揃って、お手伝いも続けていて、家庭内の息子の役割として機能している。
我が子を褒める
2学期からの編入で環境や友達に馴染めるのか不安が大きかった。みんなが「漢字が読み書きできるようになった!」と発表する中、我が子は「カタカナが読めるようになりました!」と言ってて笑ってしまったけど、「字を書くのは好きじゃないけど、本を読むのは大好き!」という我が子をまずしっかりと褒めてあげたいと思います。
など。そのほかにもたくさんのお母さんたちのエピソードを聞くことができた。日々、悩みながら、試行錯誤しながら、愛情を持って子どもに接してらっしゃる姿を知ることができて嬉しくなった。
我が家のこと。
「小学校になったら、その後は死ぬまで勉強が続くんだから、できるだけたくさん遊びなさい」ということで、全く字を教えなかったし計算もできなかった。だから、入学して時間割を見つつ、明日の準備をするだけでも一大イベント!まだ週間着かないうちに宿題が出始め、字は書けない、計算はできない+妹弟の遊んでコール。この先どうなることかと不安になった。6月のある日、「宿題はやらなきゃいけないことはわかってる。でも...もうできない〜!」と泣き出し、涙が止まらなくなった。おかあも泣いたよ。
9月くらいから少し自分でできることが増えてきて、食べる量も一気に増えて、友達も増えてきた。3学期になってからは、ほぼ自分で時間割も宿題もできるようになった。ある日「サザエさんって割と長いよね」というチビに「そうね。でもあなたは学校の準備するのに、サザエさん2回分見るだけの時間がかかってるんだよ」と言うと驚いていた。その後ずいぶん短い時間でできるようになってきた。
毎日お友達との約束の時間に間に合わせるべく「早く起きなさい」から始まり「早く着替えなさい」「早く食べなさい」「早く片付けなさい」「早く!」「早く!」「早く!」と叱咤、叱咤、叱咤で玄関開けるなりお友達親子に「おはよう♪」と笑顔になる自分がいやで。「早くしなさい」と言わないで済むようできるだけ手を止めて付き合えるように、事前の準備をした。「早く!」と言おうが言わまいが準備にかかる時間は変わらないと気づいたから。ニコニコ大作戦の玄関掃除続けており、出発前の5分一緒にチビと掃除をしながら昨日のことや今日学校であることを話しながら待ち合わせの場所に向かうようにした。その5分を有意義に過ごせるかどうかで1日のスタートが全然違う。まだ付き合えないことも多いので、できるだけ一緒に手を止めて付き合える日を増やしていきたい。
食事の準備でバタバタしているとき、絵本を取り出してきて弟妹に読み聞かせをしてくれる。「次これ!」「こえっ(これ)!」と容赦ない読んでコールにもやさしく対応する姿にほっこり。手を止め、成長を噛みしめている。
2年生に向けて。今、何かトラブルが起きたら全て先生に話をして解決してもらおうとしているよう。自分たちで解決できることもあるお思うから、まずは自分の気持(何がいやでどうして欲しいと思ったのか)を話して、どうしても解決できなかったときだけ先生にSOS出すようになれるといいね。

いま、きっと1年前の私と同じ気持ちで子どもたちの入学を大きな期待と、ちょっぴり不安を抱えつつ過ごしている保護者の方も多いのではないかと思う。「どうにかなるよ!」という気持ちは持ちつつも「小1ギャップ」「グレーゾーン」などという言葉にも敏感に反応していたような気がする。でも、大丈夫。その時々で課題や問題も出てくるだろうけど、きっと越えられる。真っ只中にいるときは心配もするし、悩むこともあるだろうけど。それを笑って話せる日がくるよね。「毎日『早くしなさい』しか言わんかったよね」「もお!ランドセル重すぎよね〜」って。